今日はすばらしい
ニュースがあります。 去年僕が
サントラを手がけた長編映画「フォー・セイル・バイ・オーナー」(原題)の監督から夕べ電話がかかってき て、この映画の配給権が世界各地で売れているということ。 どの地域で売れたのか全部は教えてもらいませんでしたが、
ギリシャやトルコなどでは配給される ことになったようです。 その内容は知らない(多分ビデオ配給、もしくはケーブルテレビなど)んですが、これは超小規模のインディー映画としてはすごい快 挙です。
これはどういう仕組みかというと、世界各地にフィルム・
マーケットという業界のイベントがあります。 これは映画祭と違い、映画を上映する機会ではなく、 映画を売る業者と買う業者が集まり、売買の取引をするという機会です。 そこで映画の配給権を売るにはまず映画を製作した人がセールス・
エージェントを雇 わなくてはいけないのですが、まずエージェントにありつくまでが普通の映画は一苦労。 特に
アメリカは最近ではごまんとインディーでも映画が製作されてい るわけで、そのエージェントに「この映画は売れる」という確信を持たせなくてはいけないのです。 その辺、
ホラーやスリラーといったジャンルは割とどこで も熱狂的なファン層がいて、割と売りやすいという利点があります。 (僕が参加した作品はスリラーでした) 監督によるとエージェントはすでに
香港での マーケットにも参加したそうで、日本がその中に入っているのか知りませんが、
アジアでも映画は配給されるそうです。 日本もその中に含まれているといいの ですが。
タイミング的にいって、この映画は世界各地へ行ってから最終的に国内、アメリカのマーケットに出されることになるのですが、国内でももうビデオもしくはケーブルテレビなどの配給は見込めるだろうと監督が言っていました。
予算も少ないし経験も浅いスタッフがつくった映画なのでアカデミー賞をとるような質の高い作品ではないですが、それでもスリラーといっても心理的なアプ ローチで、必要以上に暴力などのない映画なので僕としても誇りをもって誰にでもみてもらえる作品になったので、それがこういう形で世界に出て行き、多くの 人に観てもらうことになるというのは本当に嬉しいです。
監督はもう次回作にとりかかっていて、もう数週間したら進行中の台本を見せてくれるそうです。 この調子でよりレベルの高い仕事につながればいいのですが。